チップ文化
チップは「感謝の上乗せ」ではなく価格の一部で、サービス業の賃金がチップ込みで設計されている。迷うのは「払うかどうか」ではなく「いくら払うか」だけでいい。
| 場面 | 目安 | 渡し方 |
|---|---|---|
| レストラン(テーブルサービス) | 18〜22% | 伝票のチップ欄に記入 |
| バー・カウンター | 1杯 $1〜2 | 会計時にまとめてでも可 |
| フードコート・ファストフード | 不要 | 端末のチップ画面は No Tip でよい |
| ハウスキーピング | 1泊 $2〜5 | 枕元に現金(メモ不要) |
| ベルデスク(荷物) | 1個 $2 前後 | 手渡し |
| タクシー / rideshare | 15〜20% | アプリ内 or 現金 |
伝票と端末の読み方
- 伝票下部の Suggested Gratuity(18 / 20 / 22% の金額が印字済み)を基準にしてよい。計算不要
- 決済端末に %ボタンが出る形式も同じ。中央の選択肢(20% 前後)が標準
- Gratuity included / Service charge の記載がある伝票(大人数・一部の店)は既に含まれている。二重に払わない
暗算のコツ
税抜き合計の10%を出して2倍(≒20%)。$47 の食事なら $4.7 × 2 ≒ $9。細かい端数は切り上げる方が滞在中の心理コストが低い。
支払いと現金
支払いはカードが基本で、タッチ決済(Visa / Mastercard のコンタクトレス)がほぼどこでも通る。現金の出番はチップと一部の屋台程度。
- $1 札を10枚程度用意しておく。ハウスキーピングとベル用。崩す手段は意外と少ない
- 現地 ATM は手数料が高い(カジノ内は特に高額)。少額の現金は日本で用意していく方が楽
- 空港・街中の両替所はレートが不利。基本使わない
- チェックイン時にクレジットカードへ保証金(デポジット)の hold を掛けるのが一般的。ホテルにより数十〜百ドル/泊規模で、利用可能枠がその分減る。チェックアウト後数日で解放される
税と Resort Fee
メニューや値札の表示価格は税抜き。会計時に消費税 8.375% が加算される。「$20 のランチ」は税+チップで実質 $25 前後になる、という感覚を持っておくと予算が狂わない。
ホテルは宿泊費と別に Resort Fee(Wi-Fi・ジム・市内通話などの名目)が1泊単位で加算される。Strip では 1 泊 $35〜57 程度(報道ベース。Flamingo・LINQ・Harrah’s は $35 前後とされる)。2025 年 5 月から米連邦取引委員会(FTC)の規則で、予約サイトは Resort Fee を含めた総額を最初から見せることになった。今回の Flamingo は代理店経由で Resort Fee とデポジットが支払い済み。ただし館内での飲食などに備えた保証金の hold がカードに別途掛かるかは未確認なので、チェックイン時に聞き、チェックアウト時は明細で確かめる。
チェックアウト時の明細
- 明細(Folio)に Resort Fee と税の行が並ぶ。桁を確認する程度でよい
- 身に覚えのない Minibar・駐車場などの課金はフロントで指摘すれば訂正される。レシートは捨てない
治安
「エリアと時間帯で決まる」と覚える。Strip の大通り・カジノ内・Fremont Street Experience のアーケード内は警備が厚く、観光客の動線としては安定している。
- 夜間の徒歩は Strip の大通り沿いに限定する。裏通り・高架下・立体駐車場の徒歩抜けは昼でも避ける
- Strip と Downtown の間(約6km)は徒歩圏ではない。夜間は必ず車で移動する
- 客引き・CD の押し付け・着ぐるみとの写真は有料。立ち止まらず “No, thanks” で通過する
- 貴重品は分散して持つ。混雑した歩道・エレベーターではバッグを体の前に
- CES 会期中はスリにとっての書き入れ時。バッジは会場を出たら外す(氏名と所属を晒して歩くことになる)
1月の気候
1年で最も寒い月。砂漠気候で日較差が大きく、「昼は秋・朝晩は冬」が同じ日に来る。
| 時間帯 | 体感 | 服装 |
|---|---|---|
| 朝晩(5°C 前後) | 冬 | ジャケット必須+重ね着 |
| 日中(15°C 前後) | 秋 | 日なたは暖かい。脱げる構成に |
| 屋内 | 冷暖房が強め | 脱ぎ着しやすい中間着で調整 |
- 雨は少ないが皆無ではない。傘よりフード付きアウターが実用的
- 極度に乾燥する。リップ・保湿・水分補給。会話の多い CES では喉のケアが効く
- 風がある日は体感温度がもう一段下がる
時差
日本より17時間遅れ(太平洋標準時。1月は夏時間なし)。「日本の翌朝=ラスベガスの同日昼」の関係で覚えると狂いにくい。
| LV 時刻 | 日本時刻 |
|---|---|
| 7:00 | 翌日 0:00 |
| 12:00 | 翌日 5:00 |
| 17:00 | 翌日 10:00 |
| 22:00 | 翌日 15:00 |
体の合わせ方
- 到着日は昼の屋外光を浴びる。仮眠するなら20分まで
- 初日は22時まで起きる。19時に寝ると3時起きが数日続く
- カフェインは現地14時まで
- 西向きの移動は体内時計を「遅らせる」方向なので、東向き(帰国)より順応しやすい。帰国後の方がつらい前提で予定を組む
日本との連絡
日本の営業時間(9〜18時)に掛けるなら、LV の16〜24時が対応帯(LV 17時=日本の翌朝10時)。朝起きた時点で日本は前日の夕方以降のメッセージが溜まっている、というリズムになる。
喫煙
- カジノフロアは喫煙可。レストラン・バー(食事提供あり)は禁煙が原則
- ホテル客室は禁煙ルームが主流。室内喫煙はクリーニング名目の高額請求につながる
- 電子タバコ・加熱式も紙巻きと同じ扱いが基本
- 大麻はネバダ州法では合法だが、公共の場・ホテル・カジノでは使用不可。連邦法上は違法のため空港持ち込み・持ち帰りは論外
飲酒と年齢確認
- 飲酒・カジノ・酒類購入は21歳以上。若く見えると ID 提示を求められる。パスポート現物が確実
- Strip の歩道はプラカップ・紙コップなら歩き飲みが認められている。ガラスは全面不可(警告なしで没収)。缶は場所により扱いが分かれるため、プラカップへ移すのが無難
- 酒を買った店の近く(1,000ft 以内)と駐車場では開栓不可。車内は開栓済み容器の存在自体が違法
- カジノでプレイ中はドリンクが無料で回ってくる。受け取ったらサーバーに $1〜2 のチップ
単位と換算
| °F | °C |
|---|---|
| 32 | 0 |
| 50 | 10 |
| 59 | 15 |
| 68 | 20 |
| 86 | 30 |
- 天気予報は華氏(°F)。「50°F 台=秋物、30°F 台=冬物」の感覚で読む
- 距離は mile(1 mi = 1.6km)。Strip の「2 blocks」は日本の感覚より遥かに長く、15分歩くことがある
- 階数は 1st Floor = 1階(日本と同じ数え方)